3モクの真ん中

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬ ├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼ ├┼┼┼┼┼┼ ├┼┼┼┼┼◇◇◇┼┼ ├┼┼┼┼A┼B┼┼ ├┼┼┼┼┼┼┼◆┼┼┼┼┼ ├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼ ├┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼  3モクの真ん中は、左図白◇のように3モクの頭を叩かれた形の真ん中へ黒◆のように1間に迫った形をいいます。
 3モクの真ん中に打たれるとの両方が欠け眼になってダメヅマリが強調され、一気に眼形不如意になってしまいます。
 また、AとBの断点をツグとアキ三角や団子の愚形になってしまいます。
 3モクの真ん中は2モクの頭を叩いた石からチキリトビの位置にあるので、3モク並んでいない場合でもこの位置のことを3モクの真ん中ということがあります。

┌┬┬┬┬┬┬┬┬┬ ├┼┼┼┼┼┼┼┼┼ ├┼┼┼┼┼ ├┼┼┼┼┼・ ├A┼┼┼┼ ├B┼┼┼ ├┼┼┼┼┼┼┼┼┼ ├┼┼┼┼┼┼┼┼ ├┼┼┼┼┼┼┼┼┼ ├┼┼・┼┼┼┼┼・  例えば、左図の白▽は3モクの真ん中に相当する急所で、白△と相俟って、A点を欠け眼にして黒全体の形を崩しています。
 黒は、白にこの急所を衝かれる前に、黒▽トビまたは黒Bケイマに構えて整形するのが急務でした。

 3モクの真ん中に相当する位置は死活の要点になることが多く、左図の白はAが3モクの真ん中に相当する急所でここに黒をオクと殺すことができます。
 黒A以外の着点では白を無条件で殺すことはできません。

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