帽子
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ボウシ(帽子)とは相手の石に1路空けて広い方から迫る手のことをいいます。
左図の例では黒からAやCに打つ手、白からBに打つ手がボウシです。
ボウシは、一般に下記の目的で打たれます。
- シンを止める
- 図の黒Aのように相手の石が進もうとする方向に立ちはだかる手です。
シンを止める手の目的は相手の進路を曲げさせることにより進行速度を鈍らせることにありますから、目的が達成されればシンを止めた石の去就にこだわってはいけません。
なお、シンを止めれば相手の石の進行速度は遅くなりますが、相手の石に力を蓄えさせる意味もありますから注意が必要です。
- 攻める
- 根拠を得にくい状態の相手の石を攻めるときに効果的です。
相手の石が根拠を得やすい状態のときはボウシの手が空振りになりがちですから注意が必要です。
- 模様を消す
- 大模様になるのを防ぐため上から軽く消す目的で打たれます。
ただし、模様の谷が深い場合はボウシでも深入りしすぎということもありますから注意が必要です。