逆ヨセ

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（１）

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（２）

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（３）

　逆ヨセとは相手から打たれると先手でヨセられるところを後手でヨセることをいいます。
　例えば左図(1)は、黒からは先手で左図(2)のヨセが打てます。
　しかし、白から左図(3)のヨセは後手になります。
　この左図(3)のヨセを逆ヨセというのです。

　左図(1)から左図(2)は黒の権利ともいえます。
　逆ヨセは相手の権利となっているヨセを後手でも奪ってしまうのですから見た目以上に大きな手で、どちらから打っても後手になるヨセ(両後手)の２倍の価値があるとされています。
　ただし、逆ヨセの価値は両後手の２倍というのはあくまでも目安で、残っているヨセの状態によって２倍以上の価値になったり、２倍にならない場合もあります。
　例えば、逆ヨセ2目の他に10目・10目・8目・8目・6目・6目と両後手2目以上ののヨセがある場合には両後手10目のヨセを打つ前に逆ヨセ2目を打つ必要があります。
　しかし、逆ヨセ2目の他の両後手2目のヨセが両後手3目の１カ所だけの場合は両後手3目を打った方が得です。
　逆ヨセを打つ時期が勝敗の分かれ目になることが少なくありません。