形勢術語
- 碁にされる
- 置碁で黒が白に射程圏内まで追いつかれた状態。
- 碁にならない
- 一方的な敗勢。
乗ずる余地がない。
- 広い碁
- 白からの手段が多い碁。
紛れが生じやすい碁。
- 狭い碁
- 白からの手段が少ない碁。
紛れにくい碁。
- 紛れ(マギレ)
- 悪い結果に導かれる選択肢が多数あり、それぞれの選択肢の結末を想定するのが難しい状態。
良い結果が得られそうに見える選択肢が悪い結果を招いたり、悪い結果になりそうに見えるので採用しなかった選択肢が最善の選択肢だったりすることがあります。
- 盤面勝負
- コミを計算に入れないでもどちらが勝つか微妙な局面。
- バンジュウ
- 盤面10目の意味でコミを計算にいれないで10目以上差がついている形勢。
- ジゴイチ
- コミを含めて持碁か1目差かという微細な形勢。
半目勝負とか細碁ともいいます。
- 持碁(ジゴ)
- コミを含めて双方の地が同じ。
持碁の扱いは、半星(双方0.5勝)、引き分け、白番勝ちなど大会の運用規定によって変わります。
- オワ
- 形を崩された(崩した)局面。
こんなになっては終わりという意味合いです。
この場合の『終わり』というのは敗勢が確定したという意味ではなく、『それを言っちゃおしまいよ!』の『おしまい』と同様に戒めの表現です。
『それを言っちゃおしまいよ!』とたしなめられることを平然と言いまくり、顰蹙を浴びながらも大手を振って世の中を渡る人がいるように、オワの形を各所に生じさせながら碁に勝ってしまう人もいますから、オワにしても気を弛めてはいけません。