眼なし石どうしの攻合い

　眼なし石どうしの攻め合いの場合、内ダメの数が１以下の場合は外ダメの数が多い方が勝ちになり、外ダメの数が同じならば早い者勝ちになります。

　内ダメとは攻め合っている相手の石と共有しているダメをいいます。
　外ダメとは攻め合っている相手の石のダメと共有していないダメをいいます。

　内ダメの数が２以上の場合は、外ダメの数が両者同じならセキになります。
　外ダメの数が違う場合は、

と手数を算出し、前者の手数が後者の手数より多い場合はセキ、少ない場合は前者の攻め合い負けになります。
　両者の手数が同じ場合は、外ダメの少ない方が先手ならセキ、後手なら攻め合い負けになります。

　左図の例では

黒の外ダメ：２（あ・い）
内ダメ：３（う・え・お）
白の外ダメ：３（か・き・く）
ですから内ダメのうち１手（３－１＝２）が外ダメの少ない黒の手数に合算されます。
　その結果、白の外ダメ数３、黒の合算手数４となり、外ダメの少ない黒の方が多いので攻合いの結果はセキとなります。