トリカケ

 相手の石を攻めるのではなく取りに行くことをトリカケいいます。
 攻めの目的は、相手の石を取ることではなく、相手に自分より価値の小さい手を打たせることにあります。
 つまり自分の手より価値の低い手を相手が打たなければ攻めによる利益(ヨリツキ)が得られていないことになります。
 これに対してトリカケは、ヨリツキが目的ではなく、狙った石を取るのが目的です。
 したがって、トリカケは、失敗すると利益が得られないどころか損をしたり、逆に自分の石が取られてしまう羽目に陥ることがあります。
囲碁格言:取ろうとろうは取られのもと
 トリカケは、ヨリツキで得た利益では間に合わず、狙った石を葬らなければ勝てない局面で行うのが普通です。
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